株式会社Super Normal(代表取締役:奥谷孝司/以下Super Normal)は、米国オレゴン州を拠点とし、ブリティッシュコロンビア州(カナダ)からカリフォルニア州北部までの太平洋沿岸で活動する、流域およびエコラベル認証の環境保護団体である「Salmon-Safe」とパートナーシップを締結したことをお知らせいたします。
Salmon-Safe 認証は、水質保全と生物多様性保全の実践に移行した事業に対して授与されます。独立した環境認証という概念は日本ではあまり知られていないかもしれませんが、北米をはじめとする多くの地域では、農業や都市開発をはじめとする多くの分野で、環境革新を促進するために専門家による審査基準に基づいたローカル認証が行なわれています。
一方、Super Normalは「優れたふつう」を顕在化し、それを世の中に伝え、広めていく活動です。このミッションに賛同してくれる世界中の志の高い生産者、クリエイター、流通業者のみなさんと一緒に、これからの「優れたふつう」を見出す活動を行なっています。
Super Normalが大切にしたい「ふつう」はモノに限らず、Salmon-Safeが守る流域の健全性といった、私たちの暮らしに関する「ふつう」も含まれます。
今回のパートナーシップにより、Super Normalは日本に於いて主には下記の取り組みを推進予定です。
(1)Salmon-Safeの名やロゴマークを冠した商品の開発(具体的なプロジェクトとしてはSalmon-Safeロゴを使用したアパレル商品を開発中です)
(2)Salmon-Safeの認知拡大、理解醸成を目的としたイベント開催や情報発信
(3)日本国内で日本酒などの領域でSalmon-Safe認証取得に向けてのサポート
Super NormalやSalmon-Safeの活動にご共感いただけるみなさまはもちろん、ローカル認証の考え方や取り組みにご興味があるみなさまともご一緒したいと考えておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Samon-Safeの共同設立者兼CEOであるダン・ケント氏からのメッセージ
「野生のサケは、ここ米国太平洋岸北西部のコロンビア川から日本まで、北太平洋を横断して生息していることが知られています。Salmon-Safeは、Super Normalと協力し、市場に根ざした保全アプローチと認証ビール、ワイン、ウイスキー、その他多くの製品を太平洋の両岸の顧客に提供できることを嬉しく思います」
【Salmon-Safeについて】
Salmon-Safe(サーモン・セーフ)は1997年に米国の河川保護団体であるパシフィック・リバーズによって設立された、水質と野生生物の生息環境を守るための非営利団体。その使命は「サケが産卵し繁栄できるよう、都市や農業流域の河川をきれいに保つ手助けをすること 」です。「都市と農地の流域の河川をサケが産卵し、繁栄し続けるために十分綺麗に保つことに貢献する仕組み」としてのミッションを掲げ、適切な土地管理によりアメリカ西海岸の河川環境をサケの生育に適したものにしていくことを目的としています。
Salmon-Safeの特徴のひとつは、認証の範囲を州や市の境界ではなく、「流域」という観点から定義していることです。Salmon-Safeの本部があるオレゴン州ポートランド市は、Salmon-Safe認証への移行に市を挙げて取り組んでおり、ポートランド近郊のNIKE本社の敷地もSalmon-Safe認証を受けています。また、多くのワイナリーや醸造所でも、Salmon-Safe認証原料を使用したワインやビールを販売しています。
https://salmonsafe.org/ (英語サイト)